
お祭りと言ったら「金魚すくい」。
出店を見つけたら無性にやりたくなる魔力を秘めています。
そんな大人も子供も引きつける「金魚すくい」。
浴衣に金魚の組み合わせは気分も高揚させてくれて、一層楽しいお祭りにしてくれます。
そうして帰宅後...
この金魚どうしよう!
そう、お祭りの雰囲気に飲まれたあなたは金魚を飼う準備が無いまま新しい家族をむかえてしまいました。
でも奥さん、安心してください。
私が金魚の飼い方教えます。
水を入れる容器があれば大丈夫!急な金魚の迎え方!
はじまります!
お祭りから帰ってきた!
お祭りから帰ってきたあなた!困ってますね?
まあまあ慌てないで。
まず「水」と「容器」を準備しましょう。
容器
容器はとりあえず何でもOKです。
ただ1つ条件を挙げるとすれば、必要な水量が入るかどうかです。
恐らく、持ち帰った金魚は3cm前後でしょう?
それならば1匹あたり3Lほどの水があればひとまず飼えるので、数に応じた容量の入れ物を見つけてください。
手頃な大きさの容器が無い場合はペットボトルの上部を切り取り、1匹ずつ入れるという手もあります。水量が少なくなりますが数日は大丈夫です。
飼育水
続いて「水」を用意しましょう。
カルキ抜き...持ってないですよね?
本当は汲み置きした水を使いたいのですが緊急事態なので少しでも抜く方法をとりましょう。
ペットボトルに水を入れて振ってください。
振ることで溶け込んでいたカルキが多少抜けます。
全部は抜けませんがやらないよりはマシです。
頑張って1匹あたり3Lの水を用意してあげてください。
病気対策
金魚すくいの金魚は病気の場合もあるので塩水浴をしましょう。
金魚の体液と同じくらいの塩分の水に入れてあげると、金魚の体力温存になります。
また塩による殺菌作用も期待できます。
金魚の体液と同じくらいの水は0.6〜0.7%です。
なので先程用意した水1Lに対し、6gの塩を溶かしてください。
小さじ1杯でだいたい6gです。
ペットボトルキャップだと1杯9gです。
金魚投入!
「さあ水を用意したから金魚をいれるぞー」って待ってください!
水合わせ忘れてますよ!!!
いきなり新しい水に入れるとビックリしてしまうので、まずは金魚の入った袋を新しい水に浮かべて温度を合わせてあげてください。1時間も置いておけば大丈夫です。
温度を合わせたら、袋の口を空けて新しい水が入り込むように浮かべます。
金魚が自然に出ていくまで置いておいてください。
1時間ほど経っても出ていかなければ、袋を逆さにして出してしまっても問題ありません。
水槽を用意するまでの注意
ひとまずは以上で完了です。
容器があれば水換え用に汲み置きをしておいてください。
本当はエアレーションが必要ですが、持っていない場合は仕方ありません。
エアレーション無しでも数日は頑張ってくれますが、1日でも早く付けてあげてください。
エアレーションを用意するまでは汲み置きした水を使って毎日水換えをしてあげてください。
半分だけ水を捨てて、捨てた分だけ足せば大丈夫です。
一番注意して欲しい点は...
用具を買い揃えて環境が整うまでは餌をあげないこと
です。
水量も少な目で濾過フィルターもない状態で餌を与えると、食べ残しやフンで水があっという間に汚れます。
また、金魚の体力が消耗することにも繋がり、病気による死亡が増える場合もあります。
餌をあげたければ飼育用具を揃えるべし!
終わりに
本記事は昔の私と同じように誘惑に負けた方が、少しでも多くの小さな命を守れるように書きました。
水槽を用意するまでの一時しのぎを紹介したに過ぎず、上記の作業を行えばゴールではありません。
紹介した手順を終えてやっとスタートです。
作業を終えたらちゃんとした飼育法を調べて、次のお休みには水槽や濾過フィルター、餌などを買いに行ってくださいね!
気軽に手に入ってしまう金魚ですが、飼育は気軽に行えることではありません。
本当は不用意に貰ってこないことが大切なのです。