生物とは何か?ウイルスは生物なのか?

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ふと生物って何だろう?って思ったことありませんか?
え?無い?…私はあるので話を続けます。

当然ながら私たち人間は生物です。
ペットのウサギもカメも、カブトムシだって生物です

でも、どこかで聞いたことありませんか?
ウイルスは生物じゃないって。

正に噂通り…
ウイルスは生物ではありません!
今のところ学術的にはそういう扱いをされることが多いです。

では、ウイルスと他の生物は何が違うんでしょう?
そもそも生物ってどういうものなんでしょう?

そんな疑問を解消する今回!
よろしければお付き合いください。

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生物の定義

生物という言葉の意味は「 生きて活動し繁殖するもの。動物・植物の総称。 」とされています。
言葉では簡単に説明されていますが、実際に生物がどんなものか定義するのは難しく、未だに完全に説明するに至っていません。
とは言え、少なくとも生物と無生物の違いをはっきりと定義することはできています。

その①:自己繁殖(複製)能力を持っている
 ここで言われている繁殖(複製)とは、生殖によって子孫を作り出すこと、分裂によって増えることなど、イメージ通りの事象も含まれますが、体を維持する細胞分裂も自己複製に当たります。
つまり、生殖能力をもたない働きアリなども生物の範疇です。というか生殖能力の有無を条件として定めてしまうと、明らかに生物として命を持っている働きアリといった生物が除外されてしまいます。

その②:エネルギー代謝している
 代謝とは取り込んだ無機物や有機物を使ってエネルギーを作りだす化学反応のことです。
私たちが普段行っている呼吸も代謝ですね。
 代謝は生命を維持するためのエネルギーを作り出す活動を指すので、これを行っているということは「生きている」、つまり「生物」であると言えます。

その③:自己と外界の領域の区別がはっきりしている
 何のこっちゃ!?って感じですね。簡単に言えば細胞を持っているということです。
生物は細胞という構造を持ち、その細胞の有する膜や壁を境界とし、自己と外界を隔てています。この境界が無いと複製も代謝も、それが生物という存在の中で行われているのか証明することができなくなると言われています。

その④:恒常性維持能力を持っている
 「代謝によって得られたエネルギーを使って、自分の体の状態を維持することができるか」ということです。例えば私たち人間なら、体温や血糖、免疫などが挙げられます。

以上4つが近年言われている生物の定義です。
当然皆さんは当てはまりますよね…?

ウイルスは生物なの?

ではウイルスを4つの定義に当てはめて見てみましょう。

その①:自己繁殖(複製)能力を持っている
 これが微妙なんですよね…持っていると言えば持ってるし、持っていないと言えば持ってないし…。
 実はウイルスは、自分だけで増えることができないんです。他の生物の細胞に自らを複製させることで増殖します。なので「自己複製能力を有している」とするには不十分であると言われています。
 一方で、遺伝情報を持ち、他生物を利用して増えるという点から、生物として認めるべきであるという意見もあります。

その②:エネルギー代謝している
 できません。他の生物の細胞が作り出したエネルギーを利用します。

その③:自己と外界の領域の区別がはっきりしている
 これは先ほど細胞を持っているかどうかであると言いましたが、ウイルスは細胞構造を持っていません。タンパク質と核酸からなる粒子のような存在です。

その④:恒常性維持能力を持っている
 持っていません。自らエネルギーを作り出すことができないため、他の生物に頼らなければ存在できません。

以上の4つのうち①はグレーでしたが、他3つは明確に当てはまらないと言えることから、ウイルスは生物ではないとされています。
しかし、①の件もあり、ウイルスは生物と非生物の中間の存在であるとも言われており、その存在は未だあやふやです。

終わりに

いかかでしたか?
生物って何なのか?という疑問を少しは解消することができたでしょうか?

生物の定義は現在も曖昧なままです。
私たちは生物と非生物を区別するための何か大切なことを見落としているのかもしれませんね。

見落としていることに気が付けたとき、ウイルスが何者なのかを解き明かすことができるのかもしれません。

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