
皆さんおなじみミルワームさん。
栄養価に難があるものの、餌用の虫として非常に重宝されています。
なんて言ったって…
・安い
・臭くない
・逃げない
・ゴキブリじゃない!
いやぁ素晴らしいですね!
人によっては最後のは特に大事な要素なのでは?
そんなミルワームですが、使いきれずに余ることが多いのではないでしょうか?
爬虫類ならミルワームだけ与えるわけには行きませんし、虫を飼っている場合はそれほど数を必要としません。
成長を遅らせるために冷蔵庫とかで保存していると、余り者は次第に弱っていき仕舞いには死んでしまう可哀そうな末路。
そんなミルワームちゃんを救う今回!
ミルワーム余らせてポイしてるそこのあなた!
そう!あなたですよ!
畜生道に落ちたくなければ読んでいくべし!
Contents
ミルワームの飼い方
飼育ケースは何でもOK。
強いて言えば、埃とかゴミが入らないように蓋の付いているものがおすすめです。
100均の小さい米びつなんか丁度いいですね。
餌にはパン粉を使います。
これが餌となり、床材にもなります。
飼育ケースにパン粉を適量(ケースの半分くらい)いれたら、余ったミルワームを投入!
後は放っておけば勝手に成長します。
パン粉が目に見えて細かくなっていくので、そうなったら上から新しいパン粉を追加してください。日々のお世話はこれだけです。
投入したミルワームの成長具合にもよりますが、およそ2週間程度で蛹になる個体が現れると思います。
放置しておくと他のミルワームにかじられてしまう場合があるので、成虫になる個体を多く残したいなら、スプーンですくって別の入れ物に隔離してあげてください。
まあ、何もしなくても結構な数が残るので、マメな人だけやってください。
成虫が現れてもそのまま放置。
勝手に交尾して、勝手に産卵します。
そうして1か月もすれば小さなミルワームを拝むことができると思います。
小さなミルワームが欲しい人は繁殖させるのもいいかもしれません。
ほぼ放置で次の世代が生まれます。
というか放置が繁殖のポイントだと思います。
下手に野菜くず等を与えるとカビが発生したり、湿気で腐ったりして全滅しかねません。
不用意に手を加えず、パン粉をぶち込んで放置です!
実際の飼育の様子

この飼育ケースには赤ちゃんミルワームが多分いっぱい居ます。
最近チェックしていないのでどうなっているかは謎。
でもそんな感じで飼育して、増えたら餌として一部を利用させてもらうという感じでいいと思います。
ちなみにケース内の緑色の物体は乾燥させたキャベツです。
わざわざ湿気対策で乾燥させて与えましたが、ミルワームたちには不人気でした。
増やすとか、ストックが目的ならパン粉オンリーが一番ですね。
ですが、最近ミルワームにいろいろ与えてみる動画を見かけるので、どんなものを食べるのか、何が好きなのか実験してみるのも面白そうです。
ちなみにミルワームは発泡スチロールを食べて、消化することができます。
納豆パックとかあげてる人もいましたね…
終わりに
ミルワームは安価ですしストックもしやすいので、わざわざ増やすメリットはないかもしれません。
ただ、余らせてしまったせいで天に召されていくミルワーム達は哀れでなりません。
増やすことで、わずかですがコスト削減になりますし、普段手に入らないサイズのミルワームを手に入れることができるというメリットがあります。
新たなペットとして仲間に加えるのも楽しいですし、実験に用いるのも悪くありません。
近年では、先ほど紹介した発泡スチロールを消化する能力が注目され、盛んに研究されています。
もしかしたら、飼育することで私たちでも新たな発見をすることができるかもしれません。
良かったらミルワーム飼ってみませんか?
無駄に打ち捨てられるミルワームが減ることを願う筆者なのでした。