チビっ子におすすめ!飼育が楽しい虫10選
スポンサーリンク

チビっ子って虫好きですよね。

私、立花喜之弥も、幼い頃はポッケからダンゴムシやカタツムリが出てくることがあるほどの虫好きでした。

トップの写真は、本記事で紹介する一部の虫たちを、立花が飼育している所です。
ご覧の通り、大人になった今も虫が大好きです。

そんな虫達は、子どもや私たち大人にも様々な学びを与えてくれます。
また、採集や飼育を通して、親子のコミュニケーションも増えます。

本記事では、身近で飼育が楽しい虫を紹介したいと思います。

ちなみに、ここでは広い意味での「虫」を対象とします。
なので、昆虫以外も出てきますので悪しからず!

ダンゴムシ

立花もダンゴムシ飼ってます

みんな大好きダンゴムシさん!
毒や牙、爪もなく安全な虫です。

庭の石や植木鉢の下を探せば簡単に見つかる、チビっ子の遊び相手代表です。

そんなダンゴムシは、飼育も非常に簡単。
蓋のできる入れ物に腐葉土を入れて、ダンゴムシを数匹入れるだけ。
腐葉土は100均のものでも大丈夫です。

日々のお世話も霧吹きで水分補給するだけです。
数週間もすれば、赤ちゃんダンゴムシが生まれてきます。

小さなダンゴムシが沢山増える様子はとても愛らしく、見ているだけで楽しいと思います。

ダンゴムシの飼い方についてはこちらをご覧ください。

アリジゴク

軒下に作られたすり鉢状の巣

すり鉢状の巣を作って獲物を待つ面白い虫!
正確にはウスバカゲロウの幼虫です。

神社の軒下や、山中の木の根などで雨風が当たらない場所に巣を作ります。

巣を見つけたら、細い草の茎や木の枝などで、優しく巣をクルクルとかき回すと簡単に捕まえられます。
指でほじくると見失ってしまうのでダメです。

巣の中にはかっこいい顎のアリジゴクが!


飼育も簡単!
振るいなどで小石を取り除いたサラサラの砂をプラケースなどに入れて、アリジゴクを投入するだけ。
後はアリジゴクが勝手に巣を作ります。

餌は巣が完成してから与えます。
その呼び名の通りアリを食べるので、庭などで捕まえたアリをケースに入れておくだけでOKです。

しばらくすると蛹になるので、それからはそっとしておいてあげてくださいね!
最後には羽を生やした美しい成虫になります。

アリ

捕まえたばかりのクロナガアリ女王
この種類は女王が複数で協力して巣を作る

自由研究のオトモ、アリさん!

巣作りの様子を観察するキットが販売されているほどメジャーな虫です。

最近では女王アリを捕まえて、石膏で作られた飼育ケースを用いた飼育が一部で流行しており、ペットとしての地位を確立しつつあります。

気軽に飼うなら、同じ巣のアリを複数捕まえて、蓋のできるケースに入れるだけでOK。
巣作りの様子を見たければ厚みの無いケースに砂を入れるか、キットを購入するのがオススメ!

餌はハチミツやメープルシロップ、鮭フレークや赤虫などで大丈夫です。

働きアリだけでも約1年は楽しめます。
女王アリなら10年以上と長い期間飼育可能です。

アリの飼い方はこちら!

カタツムリ

雨上がりのアジサイが似合うデンデン虫。
虫と呼ばれていますが、実は貝の仲間です。

庭のブロックや、家の壁面などで見つけることができます。

蓋のできるプラケースなどに庭の土を入れ、カタツムリを投入するだけで飼育を始められます。

餌は野菜くずや卵の殻で十分なので、夕ごはんのゴミも無駄にならない経済的な虫です。

実はカタツムリは雌雄同体という、オスメスの区別が無い体をしています。
また自家受精と言う、自分だけで子孫を残す能力を持っているため、1匹で飼っていても卵を産んで増えてくれます。

小さな赤ちゃんカタツムリはとても可愛いですよ!

アゲハチョウ

生まれてからしばらくはこんな色の幼虫

正確にはアゲハチョウの幼虫がオススメ!

山椒の木に卵を産むので、春頃に木に付いている幼虫を捕まえます。
生まれたばかりの幼虫は白黒の体をしており、皆さんのイメージするポケモンのキャタピーのような青虫ではないので注意してください。

幼虫は山椒の枝ごと採取し、水を入れた小瓶にそのまま枝を挿して飼育します。
瓶の中に幼虫が落ちてしまわないよう、綿やティッシュを詰めて蓋をしてあげることを忘れずに!
逃げ出す場合もあるので、少し大きめのプラケースに枝ごと入れてあげることも大切です。

1週間に1度新しい枝を古い枝の横に挿しておきます。
しばらくすると新しい枝に幼虫が移るので、古い枝は捨ててしまいましょう。

5回の脱皮を経てサナギになります。
最後は感動の羽化です。絶対に見逃さないようにしてくださいね!

成虫の飼育はとても難しいので、羽化して羽が乾いたら逃してあげてください。

コオロギ

秋の演奏家コオロギ。
庭の石やプランターの下などを探すと出会えます。

プラケースに庭の土を入れ、割れた植木鉢などで隠れ家を作るだけで簡単に飼えます。
餌はナスやキュウリを輪切りにして、爪楊枝を刺して土に触れないように与えます。

雌雄が揃っていれば土の中に産卵するので、成虫が死んでしまった後も霧吹きを忘れなければ、翌年に幼虫が生まれてきます。

簡単に飼える上、綺麗な鳴き声で癒やされる身近な虫、コオロギをよろしくね!

ハサミムシ

見えにくいけど、卵を産んだお母さんハサミムシ

ちょっと馴染みがないかもしれないけれど、身近な虫のハサミムシ。
実は庭などに普通に生息しています。

お尻の大きなハサミが特徴的で、体長は3cmほどです。

プラケースに庭の土を入れて、石などで隠れ家を作るだけで飼育環境は完成です。

雑食性なので野菜くずや、ダンゴムシなどの小さな虫の死骸が餌になります。
立花はレッドローチというゴキブリの幼虫を殺してから与えています。

フレークタイプの熱帯魚の餌だけでも飼えるようです。

カマキリ

原っぱなどで出会える、ちょっとカッコイイ虫です。
小学生くらいまでの男の子なら反応してしまう魅力があります。

蓋のできる飼育ケースがあれば土などが無くても飼えます。

肉食なのでバッタやコオロギなどの昆虫を餌として与えます。
ペットショップやホームセンターなどで販売されているミルワームも簡単でおすすめです。

秋の終わりには原っぱで卵を見つけることができるので、目の細かい網などで蓋をしたケース内で孵化させて飼育するのも面白いです。
幼虫は非常に小さいので、餌には市販のショウジョウバエを与えます。

カマキリは餌を食べる姿が面白いので飼育すると楽しいのですが、肉食であるため餌を用意するのが少し大変なのが困りどころです。

バッタ

馴染み深いのはトノサマバッタでしょうか?
他にもショウリョウバッタやヒシバッタといった種類も身近です。

飛び出して逃げることがあるので、蓋ができて小さな小窓のついたプラケースがオススメです。

餌にはトノサマバッタやショウリョウバッタならイネやススキ、エノコログサ(猫じゃらし)。ヒシバッタなら苔や枯れ葉を与えます。

もっと楽に飼うなら、ニンジンやキュウリ、リンゴの皮などをあげるのがおすすめです。
土などを敷いている場合はカビやすいので、爪楊枝などを刺して直接土が触れないようにして与えましょう。

飼育に土は必要ありませんが、繁殖させたいのであれば小さなタッパーなどに湿らせた土を入れておくことで産卵場とすることができます。

寿命は5ヶ月程度なので大切に飼ってあげたいですね。

アメンボ

池や水たまりの水面をスイスイと進む忍者...アメンボ。

飼えます...!

汲み置きした水(水道水でも可)をプラケースなどに少な目に入れ、水面から少し頭が出るように石を置けば飼育の準備はOKです。
アメンボは飛ぶことができるので、蓋をするのを忘れずに!

餌には生きた虫を与えます。
ショウジョウバエやイトトンボなど水に浮きやすい虫がオススメです。
アリやバッタなんかも調達しやすいのでいいかもしれません。

ちょっと頑張れるなら、爬虫類ショップなどで、レッドローチ(海外産のゴキブリ)の幼虫(小さいやつ)やコオロギの幼虫を買うと、飼育がグッと楽になります。

生きた虫を手に入れることさえできれば簡単に飼えるので、自由研究にも良いかも知れません。
どんな餌が好きか調べるのも楽しそうです。

終わりに

いかがでしたか?

今回は身近で、簡単に飼えて、安全な虫を中心に紹介しました。
メジャーすぎるので、人気のカブトムシやクワガタは外してみました。

山や林に行かなくても、楽しい虫やカッコイイ虫は身近にいます。
気軽に捕まえられて、子供でもお世話ができるという点は、成長や自信をつけるきっかけになると思います。
また、自由研究のテーマにもぴったりなので勉強にもなります。

また大人になっても趣味として、一生の付き合いとなる人も少なくありません。
幼いうちから生きがいのきっかけを作るのも良いかも知れませんね。

あ!
生き物を触った後は手を洗いましょう!忘れずに!

スポンサーリンク
おすすめの記事