アリって飼えるの?飼育ケースは?餌は?寿命は?

飼育
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皆さんご存知の生物、「アリ」。
近年、テレビでも紹介されてペットとして話題となっている(?)はずの彼女たち。

人間のように協力し合い、一緒に暮らす。はたまたサボってしまうかわいいヤツも…

そんなアリの飼育法についてご紹介します。

 

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はじめに

アリの長期飼育には女王アリを入手することが大前提です。
働きアリは正常な卵を産む能力を持たず、増えることができない為です。

 

女王アリを手に入れる

女王アリの入手法は2つ。
①採集
②購入
飼育を始める際にはどちらかの手段を選ぶこととなります。

 

①採集

採集にも2通りの方法があります。

1.アリの巣から女王アリを見つける
地中に営巣するクロオオアリやクロヤマアリなどは約1mもの穴を掘る必要があるため非常に困難です。
一方で、女王と共に多くの働きアリを入手することができるという利点があります。
すぐにアリたちが協力して生活する姿を観察できるのはいいのかもしれません。
働きアリを採集する際は吸虫管を用意するのをおすすめします。

2.結婚飛行後の女王アリを捕獲する
成熟したアリの巣から新たな女王アリが誕生し、新天地を求めて旅立ちます。
この際に新女王は飛行しながら雄アリと交尾を行います。これを結婚飛行といいます。
このときの女王アリを狙うことで、穴を掘ることなく女王を入手することができます。

結婚飛行の時期は種類によって異なりますが、おおよそ初夏に行われることが多いようです。
雨上がりの蒸し暑い日の夜に、街灯の周辺を探すのがおすすめです。

 

②購入

もっと手軽に始めたい!という方におすすめの方法。
「AntRoom」さん、「ありんこすぽっと」さんなどの通販サイトから、自分では採集できないアリを手に入れることができます。

参考価格
クロオオアリ:約¥3000 ムネアカオオアリ:約¥4000
トビイロケアリ:約¥2500 クロナガアリ:約¥2000

日本産のアリであれば以上のようにリーズナブルな価格で購入できます。

以前、サンシャイン水族館の特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」で展示されていた最大の毒アリ「パラポネラ」もちょっとお高いですが購入できます。
参考価格
パラポネラ:約¥50000

 

飼育ケースは?

現在の主流は石膏を用いた飼育ケース、石膏巣です。

土や砂を用いた飼育法はカビが発生しやすく、掃除をすることも不可能です。
一方で石膏を用いた飼育ケースは、土や砂よりも保湿性に優れ、掃除も可能であるという点で飼育に適していると言えます。

 

これは私が自作した石膏巣です。
初めて作ったものなので粗い仕上がりですが、このように自分で作ることもできます。

前述の「AntRoom」さんでは素晴らしい仕上がりの石膏巣を購入することができます。¥7000前後で販売されていますが、品切れの場合も多いようなので注意が必要!

 

コロニーの規模(働きアリの個体数)が小さい間は、写真のような簡単なケースでも飼うことができます。

100均の小物入れに石膏を流し込み、側面に穴を開けてチューブを差し込んだだけなので簡単です。
石膏の無しの部屋は餌場です。餌を置くスペースはカビやすいので石膏は敷かない方が良いと思います。

 

飼育温度について

適温は23〜25℃前後です。
夏場は30℃を超えないように注意する必要があります。

冬場は、本州や北海道に生息するアリであれば0℃を切らない場所であれば無加温で問題ありません。
熱帯産のアリを飼育する場合は10℃を下回らないよう調節することが大切です。

 

餌は何がいい?

アリの餌と言えば甘いものをイメージされるかと思いますが、アリはそれだけでは生きていくことができません。
またアリには他の生物たちと同じように種類によって食性も異なります。

・蜜系
メープルシロップ
ハチミツ
砂糖水
黒蜜
昆虫ゼリー
バナナなどのフルーツ
※ハチミツを与えるなら某国産は避けてください。何故かアリたちは寄り付きません。

・雑食向け 〜入手、管理が簡単〜
鮭フレーク
しらす
にぼし
魚肉ソーセージ
赤虫(乾燥、冷凍)

・虫 〜ペットショップ、通販で購入可〜
ミルワーム
コオロギ
ヨーロッパイエコオロギ
フタホシコオロギ etc…
ゴキブリ
レッドローチ
ショウジョウバエ
ワラジムシ

以上は購入できる虫たち
女王の産卵や幼虫の成長に必要な栄養を考えると、定期的に入手できるこれらがおすすめ

また、簡単に養殖もできるため環境さえ用意できればコストもかなり抑えられます。

・虫 〜その他〜
バッタ
ハエ

etc…

基本的には硬い甲殻を持つ虫でなければ餌とすることができます。
体の大きい虫や力の強い虫は反撃が怖いので、弱らせるか殺してから与えてください。

 

日々のお世話

他の生物と比べて手間のかからないアリ。
毎日のお世話は2つだけ!

①食べ残しの掃除
②給餌

①の時に残っている餌の量(残餌)を確認してください。
多く残っていれば与えすぎです。

アリは湿度によって巣内外を判断しているようなので、餌場の湿度が上がると巣として利用してしまう場合があるため注意!

②給餌の際には残餌量を参考に餌の量を調節して与えてください。
始めはどれくらい与えるべきか分からないかと思いますが、毎日世話をすることで分かってくるはずなので安心してください。

 

月1回のお世話

アリも生き物ですから水が必要です。
乾燥には非常に弱いため気をつけてください。

月に1回程度、給水を行ってください。
シリンジ(注射器)を使うと簡単です。
シリンジは前述のアリ専門通販やAmazonで購入できます。

 

アリと過ごせる時間 寿命は?

女王アリは約10〜20年生きると言われています。
ペットとしてお馴染みのイヌやネコと同じかそれ以上の時間を共にすることができます。

一方で働きアリの寿命は1年程度。
女王アリが不在の巣は1年で滅んでしまいます。

 

おわりに

いかがでしたか?
少しでもアリに興味を持っていただけたら幸いです。

害虫として扱われることもある彼女たちですが、その小さな体で精一杯生きています。
小さな世界に触れてみませんか?

 

 

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